役人となりそれほどの立身出世もせず不遇の時代が長く司法長官になるも流浪の旅に出て
69歳に祖国に戻り74歳まで弟子たちの教育に当たった。
▲ 論語には、人生で大切なこと、仕事や社会のこと、交友、理想、
学問などさまざまなことについて鋭い洞察力で書かれており人間学の書物といえる。
▲ その中に、「学びて思わざれば則ちくらし、思うて学ばざれば則ち危うし」と、
つまり知識を学ぶだけで自分で考えないのは本質を掴めない、
考えるだけで学ばなければひとりよがりになる。
また、「これを知るはこれを好むものに如かず、これを好むものは
これを楽しむものに如かずと」知っているより好きな方が
好きより楽しむ方が勝ると教えている。
▲ 人としての生き方を教えるものに「徳は弧ならず、必ず隣あり」と、
道義を中心にした生き方をしているものは孤立しないと。
▲ お金至上主義、利己主義、権利を主張し感謝のできない輩。
このような輩が果たして世の福祉に身を投じようか、己の人生を世の為、
人の為にお役に立とうと思うであろうか、
人を貶めることがあっても人のためには働かないであろう。
「君子に九思あり -中略- 得(う)るを見ては義を思う」、
道義に反した利益の求めないという生き方。
ところが近頃は詐欺やゆすりたかりが横行する。なんと嘆かわしいことか。
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