Google Earthの写真はもう古い?「靴箱サイズ」の衛星が地球を毎日更新する未来
■地図の写真は「今の地球」じゃない?
皆さんは、Google Earthや地図アプリで航空写真を見たことがありますか?
自分の家や旅行先が見られて便利ですが、実はあの写真、数ヶ月前や、時には数年前のものだったりします。
「今、この瞬間の地球」を見ているわけではないんですよね。
■常識を覆す「靴箱サイズ」の人工衛星
Planet Labs(プラネット・ラボ)のウィル・マーシャル氏は、この常識を変えようとしています。
従来の人工衛星は、バスのように巨大で、作るのに何年もかかり、莫大なお金が必要でした。
しかし、マーシャル氏たちが開発したのは、なんと「10×10×30センチメートル」という超小型衛星。 だいたい靴箱くらいのサイズです。
■質より量!「群れ」で地球を包み込む
この小さな衛星の最大のメリットは、一度にたくさん打ち上げられること。
1つだけでは撮影できる範囲が限られますが、何十、何百という「衛星の群れ」として地球を取り囲むことで、ものすごいパワーを発揮します。
■毎日、地球の全貌が見えるようになる
これによって何が起きるかというと、「地球上のすべての場所の高画質な画像が、毎日更新される」ようになるのです。
森が減っている様子、災害の被害状況、街の発展の様子…。
これらをリアルタイムに近いスピードで知ることができるようになれば、私たちの地球に対する理解は、劇的に変わるはずです。

