【2020.07.23 ニクソン大統領記念図書館に於ける講演から】
ポンペオ長官が対中政策演説 「共産主義中国を変える」
【講演全部】
トランプ大統領はアメリカ国民の自由と生き方を守りたいと言ったので方向性を変えなければなりません。過去数十年、米中国交正常化への道を開いたニクソン元大統領をはじめ欧米諸国は中共が約束を守り世界への脅威を減らすことを期待してきましたがそうはならなかったのです。
北京当局は全世界を利用し各国の資源を利用しました。アメリカなどの西側諸国は中共に多くの優遇措置を与えましたが中共はアメリカなどの手に噛みついています。中共はアメリカの大学や研究機関、記者クラブにスパイを送りアメリカの自由で開かれた社会を利用しましたがアメリカは中共との関係を深め友人である台湾を疎外してきました。
中共は国内で人権を抑圧していますが、これも西側企業が中国に進出した結果です。中共に迎合するために多くの会社が”台湾”と言う文字の削除を余儀なくされました。アメリカ本土の企業も同じです。ハリウッドも中共の影響を受けています。中共の各国との取引はビジネスのためではなく世界から富を奪う為です。ニクソン元大統領は自分が怪物を作ってしまったと言ったのです。何故、世界は中共を野放しにしてきたのでしょうか。中共への認識の甘さからか冷戦の勝利に陶酔しているからでしょうか。中共との対話を継続すべきだと主張する人がいます。
我々は対話をしたいのですが、状況は全く違います。
中共は自分の利益にしか執着していません。知っておくべきことは、中共はマルクス・レーニン主義であり習近平氏は破綻した
本当に共産主義の中国を変えたいのなら中共の指導者に従わず、彼らが何を言ったのではなく、何をしたのかを見なければなりません。国家間の交流は信頼に基づいますが、中共を相手にするときは中共を信用してはなりません。自由を愛する国は中国共産党を変えたければ認識を改める必要があります。我々の同盟国は中共に対する認識を変え正常な国として扱ってはなりません。共産主義の中共政権は我々とは全く違います。北京当局は常に約束を破っています。
中共企業とビジネスをすることはカナダの企業とビジネスをするのとは全く違います。
中国企業の利益は最終的には中共に流れていきます。例えば華為(ファーウェイ)です。中国留学生や社員が全員信頼できるわけではありません。知的財産を盗む人がいます。閉鎖されたヒューストンの中国総領事館はアメリカにおける中国スパイの活動拠点です。中国軍(PLA)も正常な軍隊ではありません。中国軍はちゅごく国民ではなく共産党のエリートを守り、世界の中共の覇権を拡大しています。
アメリカは南シナ海東シナ海での監視を強化し宇宙軍も設立し中共を牽制してきました。アメリカはこれまで中共の南シナ海での行動に対して見て見ぬふりをしていましたが今後、南シナ海での中共の主張を拒否します。中共はずっと嘘をついてきました。14億人の中国国民は言論の自由を奪われています。中共が最も恐れているのは外敵ではなく、自国民なのです。
過去数十年、中共の脅威を過小評価していました。二度とこの様なことはしません。中共を変えるのは中国人だけの責任ではありません。中共が旧ソ連と同じ過ちを犯し、自らの信頼と法治を破壊しています。ブリュッセルとシドニーなどの多くの同盟国は中共の行動に直面して認識を変えました。
私達が中国に依存している以上に中国は私たちに依存しています。
この時代に起きた様々なことが不可避だと思っていません。今後中共が世界をリードすることが避けられないとは思いません。中国に行ってビジネスしなくてもいいのではないでしょうか。
今こそ自由な国が行動する時であり、世界中の指導者に呼びかけます。
今は、われわれが基準を変えて主権を握るようにするべきです。北大西洋条約機構のある同盟国は、香港のために立ち上がらなかったです。中国市場へのアクセスを制限されることを恐れています。これは歴史的失敗につながりかねません。中共の挑戦に向き合うには民主主義国家の尽力が必要になります。そうしなければ中共は自由社会が築いてきた秩序を転覆させ我々の子孫が将来、中共の言いなりになります。現在の中共は世界を脅かしています。
旧ソ連は世界から切り離されていましたが、中共は私たちの玄関先に来たのでこの脅威に対処しなければなりません。民主主義国家は一緒に立ち上げり力を合わせて取り組む決心が必要です。共産主義の中国を変えなければ中共は私たちを変えてしまいます。中共から自由を守らなければなりません。
アメリカ建国の理念によりそれを導く申し分のない立場にあります。我々の自由は神様が与えてた権利であり中国国民にもその権利が必要です。
スパイ防止法の制定を求めます。
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