オランダの植民地時代が350年間続いたインドネシアの独立

 インドネシアは350年間にわたりオランダの植民地であった。このインドネシアを日本は第二次大戦時に3年半に亘って統治をしました。
 
 この間に、PETA(祖国防衛義勇軍)を作って国軍の基礎を作りました。インドネシア人に軍事教練を行い多くの兵士を育ててもおります。その中からインドネシア独立戦争の英雄となったスディルマン高司令官も日本の軍事教練を受けて初代国軍司令官になった人物です。今も語り継がれるインドネシアの英雄です。
 
 また、インドネシア人に行政能力を付けるためにで仕事を任せるなど3年半の間、日本は一所懸命インドネシアの国の基盤を固めるために取り組んでいました。
 
 インドネシアは多くの島々が集まった国であり、共通語が無かったのですが、ジャカルタの周辺の言葉を共通語にしようと取リ組み、ラジオ放送をインドネシア全体に広げ共通語をしゃべることによってインドネシア人の意識を統一する事にも取り組んでいました。そして、行政のやり方を学ぶ軍隊の運用の仕方を学びインドネシアは国としての統治の仕組みも学び独立の礎を固めていきました。
 
 大戦で1945年8月15日に日本は降伏せざるを得なくなりインドネシアから日本軍は離れることとなりました。しかし、8月17日にインドネシアは独立宣言しています。この時の指導者がスカルノ大統領です。
 
 イギリス、オランダが再びインドネシアに戻ってきましたが、その後4年間戦いインドネシア独立の松明を持って走る続けてくれ現在のインドネシアであります。
 
 インドネシア独立戦争には日本軍の軍人が2000人が独立戦争に加わっていました。
インドネシアの独立を約束して果たせなかったことは申し訳ないとして、現地の人たちから戦争の指導をしてくれと頼まれた、日本の軍人は本国への帰還をすることなく、インドネシアの独立のために命を奉げましょうと言って2000名が残留した。この戦いの中で1000名の日本兵が前線で命を落とされています。
 
 日本の軍人が戦争を指導していますから、敵から見れば目立ち狙われて命を落としたケースも多かったと言われています。この方々はインドネシアの国立英雄墓地に祀られています。インドネシアと日本の歴史はまさしくインドネシア独立戦争に象徴されるアジアの解放に命を懸けた歴史でもあります。
 
8月17日はインドネシア独立記念日です。この日には、防衛省内の敷地にあるスディルマン将軍の像(インドネシアから日本に寄贈)に毎年、献花式などが行われています。

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スディルマン将軍の像

 
  駐日インドネシア/ユスロン・イーザ・マヘンドラ大使は、2015年8月17日の献花式に参列くださり、2016年も日祝賀会に参加くださり日本語で長い演説をしてくだいました。
【要旨】
「日本は大東亜共栄圏というものを第二次大戦の時に構想したこの構想は正しかった。やり方には若干の問題はあった。しかし、その構想は正しかった。今も正しいと思います。」と素晴らしい御挨拶をくださった。
 2017年はアリフィン・タスリス大使が参列くださり移動した防衛省(市ヶ谷)において献花式を執り行われました。
 2018年8月17日には駐日インドネシアアリフィン・タスリフ大使が参列されスディルマン将軍の独立戦争当時の話されました。
 
 市ヶ谷の防衛省内の「スディルマン将軍像」は毅然と立って東京裁判がいかに間違っていたかを証明してくれています。
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スディルマン将軍(1916-1950)

インドネシアの軍人で独立戦争のリーダー。
インドネシア独立戦争においてインドネシア軍を最高司令官として率いた人物であり、インドネシアでは広く尊敬され続けている。
日本の軍事教練を受けて初代国軍司令官になって戦ったインドネシアの英雄である。1950年に34歳で死去されている。
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スカルノ大統領(1945-1967)
インドネシアの植民地時代(オランダ領東インド時代)から民族主義運動、独立運動において大きな足跡を残した政治家。同国の独立後の初代大統領となり、雄弁な演説とカリスマ性によって、大衆の民族意識を鼓舞した。
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加瀬英明(かせひであき)先生日本の外交評論家。が見るに見かねて2015年8月17日インドネシア独立記念日に献花式を毎年挙行しています。藤井厳喜先生が責任者でご尽力くださっています。市ヶ谷防衛省本部の敷地内にあるスディルマン将軍立像(銅像)。

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スディルマン将軍像献花式の実行責任者が藤厳喜先生です。
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